情報テクノロジー科の各コースは、2年進級時にコース変更ができます。例えば、1年次は中級プログラマコースで勉強し、2年次に進級する時にSE・プログラマコースに変更するなどの形です(ただし、ゲームプログラマコースへの変更はできません)。
入学前は、情報テクノロジー科の8つあるコースの内容や専門科目について、もうひとつよく分からないということもあります。1年間の勉強をした結果、各コースの特徴や進路、自分の能力や適性を踏まえて、専門とするコースを選び直すのも大切なことです。
こうしたコース変更ができるのは、1年次は情報の基礎となる共通科目を中心に勉強し、2年次ではコースごとに専門科目を実習を中心により多く勉強するというカリキュラムを編成しているからです。
※ゲームプログラマコースへの変更はできません
「基本情報技術者試験」は、経済産業省が認定する難易度の高い国家資格です。情報処理技術者のスペシャリストの養成を目的として、CBT(Computer Based Testing:コンピュータを使った試験方式)で実施します。
本校では、入学時から、コースの枠をこえてこの国家資格の取得をめざすクラスを作ります。このクラスの授業は、原則一人の先生が多くの教科を教え合格率の向上をめざします。
2015年度~2021年度でこのクラスに在籍した学生の合格率は27.2%です。同期間の全国平均27.1%と比べて0.1%上回っています。
合格者はさらに高度な、例えば応用情報技術者試験などの資格取得に進みます。
「基本情報技術者試験」の出題分野は、テクノロジ・ストラテジ・マネジメント・アルゴリズム・プログラムの5分野です。
本校では、この5分野の過去問題を分析し、1年次入学の4月から11月の国家試験までの7ヶ月間にわたって、下記のようなプログラムを作成し徹底した少人数指導と個別指導を行います。これが、本校の「基本情報技術者試験合格プログラム」です。
教科書や補助教材に基づいて授業を進めます。終わった単元は、そのつど「小テスト」を実施。小テストで目標点に達しなかった学生には、復習と解説を行い、再テストを実施して知識の定着をはかります。また、プログラミングの実習授業を通じて実践力も身に付けます。
6月で教科書の内容が一通り終了します。それからは、過去問題をひたすら解きます。
7月には、情報処理技術者能力認定試験(2級第1部)を受験することで、11月の「基本情報技術者試験」午前の部の力だめしをします。
夏休み中は自宅で問題集を繰り返し解きます。
9月には、情報処理技術者能力認定試験(2級第2部)を受験して、11月の「基本情報技術者試験」午後の部の力だめし。その結果をもとに各自の弱点分野を把握し、個別指導を行います。
模擬試験を4回実施します。教員自作が1回、業者模試が3回です。できなかったところは個別対応し、できるようになるまで教員が面倒をみます。