医療事務科の各コースは、2年進級時に相互にコース変更ができます。例えば、入学時に電子カルテコースを選んで1年間勉強し、2年進級時に調剤薬局コースへ変更する、といった具合です。
入学前は、医療事務科8コースそれぞれの内容や専門性について、よくわからないことがあります。また、自分が将来どういった職に適しているのか、小児科なのか調剤薬局なのか、はっきり決められないのも当然と思います。
1年間勉強していく中で、各コースの特徴や専門性を知り、自分の能力や適性を踏まえて、専門とするコースを選び直すのも大切なことです。
このコース変更制度は、自分が成長していくなかで、将来を決めることの重要性を踏まえたもので、本校の特徴です。
こうしたコース変更ができるのは、1年次は医療事務の基礎となる共通科目を中心に勉強し、2年次ではコースごとに専門科目を勉強するというカリキュラム編成をしているからです。
コンピュータ関係の授業は、1年次に8コース共通で「ワープロ実務演習」、「表計算実務演習」、「医事コンピュータ」の3科目を学びます。この3科目の授業時間数の合計は、1年次の総時間数の30%にあたり、コンピュータ系の専門学校ならではの時間数の多さといえます。
授業と資格取得が一体化したこのような指導の結果、左記3つの検定の合格率は、例年、全国平均を上回る高い数値となっています。
2年次では、コース別の専門科目が多くなりますが、コンピュータ関係の授業は1年次と同じく全8コースで共通科目として「パソコン演習」と「医事コンピュータ」の2科目を行います。これら2科目の授業時間数の合計は、共通科目の総時間数の約27%にあたり、2年次においても十分なコンピュータの授業を確保しています。
本校の病院実習は、2年次の7月~9月に3週間、実施します。
実習終了後に、実習病院に就職内定することもあり、この時期の病院実習は就活としても大事なものです。
学生一人一人が就職したい病院などに応じて実習先病院の希望を提出し、それを受けて本校の医療事務科専任の就職担当教員が、希望の病院と実習受入れの調整をします。
もし、その病院で実習できない場合は、学校側から適切な病院を紹介します。
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学生一人一人が就職したい病院などに応じて実習先病院の希望を提出し、それを受けて本校の医療事務科専任の就職担当教員が、希望の病院と実習受入れの調整をします。
もし、その病院で実習できない場合は、学校側から適切な病院を紹介します。
医療事務科の各コースは、授業そのものが資格を取得できるように組まれています。
「診療報酬請求事務能力認定試験」、「メディカルクラーク」、「医療秘書技能検定試験」はもちろん、その他の資格試験にも挑戦し、総数で9~10種の資格を取ることもできます。
※全国データの合格率で、年度等が書いてあるものは、当該年度等の合格率です。
本校の医療事務科専任教員、清水祥友が『医療事務100問100答』(医学通信社)を執筆しました。
この本は、本校学生がめざす資格「医療秘書技能検定試験」「メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)」の対策用に書いたものです。「医療秘書」や「医療関連法規」の授業で使用します。
家庭学習にも使えるように工夫してあり、資格取得の向上に効果を発揮しています。2013年に初版が発行され、現在第7版です。市販もされています。
このほかに医療秘書教育全国協議会編『改訂 医療秘書関連法規』(建帛社)も執筆しており、同じく授業で使用しています。
36年間の実績。
数多くの卒業生が、地元の病院等で活躍しています。
本校のキャリア支援センターには、医療事務科専任の就職担当のベテラン教員が常駐しています。
この担当教員が、学生一人一人からの就職希望に応じて、即時に相手方病院に連絡し、求人の有無、学生の病院訪問の日時、就職試験の内容などを細かく確認し、学生個々の就活支援に当たります。
この担当教員は、履歴書や就職作文の書き方・面接練習・各医療機関で出題された試験問題を使っての演習など就職試験対策を徹底指導します。
2年次の病院実習期間には、この担当教員が各実習先病院を訪問して、病院と連携して実習指導に当たります。
こうした万全の指導体制の成果が、次の就職実績につながります。